2月28日(日)に鹿児島県内で毎年開催頂いております主催者様の講演会で「笑いと人生」と題して林家三平師匠の講演と落語を聴いてきました。
今年も「同行サービス」をご利用頂きました。
つい先日日本テレビ「笑点」のレギュラーメンバー新加入の発表がありましたので三平師匠が新たにレギュラーメンバーになられたことはご存知の方も多いと思います。
さて、まずは講演部分。
何と登壇後すぐに客席へ降り聴衆の方々と和気あいあいのやり取り。
これで場内の雰囲気もあっという間に柔らかくしてしまう所はさすがです。
次におそらくナマの落語に接したことがある方がほとんどいらっしゃらないだろうと、落語や落語界についての解説を。
もちろん堅い内容ではなくちゃんとオチで大爆笑へと。
先代三平師(実父)から子供時分に教わった小噺をいくつか披露。
落語界に入るキッカケと入門まで。
落語界の“身分制度”について。
それぞれの“身分”での修行・仕事などの内容。
落語を演じる上での決まり事。
扇子や手拭いの使い方。
聴衆参加型の脳が元気になったり、若返るらしい手の運動を歌いながら楽しく会場一体となりやってみたり。
仕草を実演しながら「何を食べているか?」というクイズを出して笑いを取ったり、お客さんに舞台に上がってもらい実演して頂き場内を大爆笑に包み衣装替えのため10分間の休憩に。
いよいよ聴衆の皆さんお待ちかねの落語へ。
マクラ(落語に入る前の導入部分)で様々な楽しい話をしながら今日のお客様が何を求めておられるか、反応を確認しながら演目を決めるために探ります。
その中から一つだけご紹介させて頂きます。
海老名家の香葉子お母様と三平師匠の家での親子の会話。
香葉子お母様「三平、何か飲み物持って来て、ペットボトルでいいから」
三平師匠「(冷蔵庫の中を見ながら)お袋、“おーいお茶”でいい?」
香葉子お母様「うーん、少なくていい」
わからない方は置いて行きますので悪しからず。
この日の演目は三平師匠がまず東京の高座には掛けない「味噌豆」。
これは唯一先代三平師匠(お父様)から稽古を付けてもらい教わった演目なんだそうです。
お客様にはわからなかったと思いますが大変貴重な演目でした。
さすが爆笑王と言われた先代のご子息、先代三平師匠はじめ多くの落語家の師匠方やご家族の面白エピソードもあり、マクラでも落語でも大いに沸かせ巧みに場内を笑いの渦に引き込んでいきます。
私自身亡くなられた五代目(先代)三遊亭円楽師匠とは深い親交がありましたので、先代三平師匠のお話もたくさん聞いており、大変人柄が良く、偉い方にも若いこれからという人にも分け隔てなく接され、気遣い、配慮もさりげなく、決して悪口を言わず、いつも褒めてくれ後輩に自信を付けて下さる誰からも好かれる素晴らしい先輩だったと伺いました。
そのお蔭だけではもちろんありませんが当代三平師匠も実兄の現落語協会副会長の正蔵師匠も、先代とお付き合いがあった各界の名だたる大御所に可愛がって頂けているのだろうな、まさに「情けは人の為ならず」を実践されておられたに違いないと思いました。
講演と落語というなかなかお目に掛かれない組み合わせです。
きっと「いつもと違って新鮮で良いね」と言われると思います。
楽しい講演会にしたいと思われた時には是非候補に加えて頂ければ幸いです。
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