1976年(昭和51年)9月20日 大阪西成生まれ
1996年(平成 8年) とび職人として働き始める
1998年(平成10年) 現場を離れ、単身ヨーロッパへ歴訪
1999年(平成11年) 帰国し再び鳶の世界へ。大阪で一人親方として事業開始
2003年(平成15年) 活動の拠点を東京へ移す
2006年(平成18年) 一級とび技能士取得
2008年(平成20年) 二級建築士取得、1級建築施工管理技士取得
2016年(平成28年) 株式会社Office Hit設立、代表取締役就任
2017年(平成29年) 一般建設業許可証取得
2021年(令和3年) 他15種事業の一般建設業許可証を取得
1976年大阪生まれ。東京スカイツリー建設に携わったとび職の一人。
スカイツリーの現場では、無線持ちという立場を任され、無事故で鉄骨上棟の一翼を担う。
また、スカイツリー建設中は、地上450mで東日本大震災を被災する。
高校を卒業後、18歳からとび職として高層建築現場に従事。21歳の時に仕事仲間が目の前で命を落とす事故に遭遇する。この事故をきっかけに、「世の中のすべての工事現場から事故を無くす」という使命感を持ち、とびの仕事の頂点を志し、スカイツリーを建設するという夢を実現させる。
また、同時に、とびの仕事をより多くの人に知ってもらいたいという思いを抱き、1998年には日本初となる鳶の仕事を解説したホームページを開設。さらに同時期、より深く建築を知るために、約1年間現場を離れバックパッカーとしてヨーロッパ、アフリカ、アジアを歴訪。
帰国後、噂で耳にしたスカイツリー建設に参加するために、2003年に活動拠点を東京に移す。
SNSなどインターネットを中心に鳶に関する情報発信を開始する傍ら、カフェや美容室で、「鳶の視点による現場写真」展を開催し、現場のリアルを発信する活動を続けている。
2014年5月には自信が執筆、作成したwebサイトtobisyoku.netをきっかけに、著書『鳶~上空数百メートルを駆ける職人のひみつ~』を洋泉社より上梓。一般的によく知られていない工事現場の日常、そして、とび職人という視点から「鳶」の仕事の実態を写真と文章で表現している。
2016年には個人事業主から組織をつくり法人化し、経営者としての立場で会社運営にも携わる。
近年では新国立競技場やオリンピックアクアティクスセンターで鉄骨工事に携わり、現在でも現役のとび職人としても現場の第一線で作業をしながら、若手育成にチカラを注いでいる。