福岡県出身。
1997年、ソニー、キャノンにセル生産方式を導入した山田日登志所長が率いるPEC産業教育センター(現PEC協会)に入所し、トヨタ生産方式によるカイゼン(改善)コンサルタントの道を歩む。
製造業を中心に、倉庫、食品スーパーなどでトヨタ生産方式によるカイゼンを実践する。会議室で行うコンサルタントではなく、実際に現場に行き、現場を変えて経営を変えていく実践型。カイゼンに管理会計を組み合わせることで赤字企業が黒字化した事例が続出。
2009年、カイゼンと経営を結びつけるために九州大学ビジネススクールに入学、2011年に修了(経営学修士)。「日本のモノづくりを元気にする」と決意し、「海外のモノづくりを知らなければ日本の経営者にアドバイスできない」と気づき、海外に行き、日本人のいない現地企業にトヨタ生産方式、カイゼンを導入していった。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、フィリピンで30社を超える企業で実践した。アメリカの航空部品修理業では、1年後に過去最高益を出すことになった。フィリピンでは120人の工場で、わずか半年間で生産性170%の脅威の生産性となり黒字転換に成功。
2017年、日本のカイゼンと海外のカイゼンを比較し、カイゼンをどのように導入、実践していき経営とつなげていくかを記した共著『True Kaizen: Management's Role in Improving Work Climate and Culture』が発売され、世界中で読まれる。
2019年、世界のカイゼン業界で出版物に送られるShingo Publication Awardに同書が選出された。
同年、PEC協会取締役を退任し、株式会社元気経営として独立開業。
セミナーでは一方通行ではなく、双方向となるように問いかけ、参加者が一緒に考えて自分で答えを導き出し、アドバイスする参加型。講演は豊富な実践事例を挙げながら、時には参加者に問いかけ、巻き込みながら行う。
YouTube 三浦聡彦のカイゼンチャンネル