12月11日(金)に都内で弊社お客様のご主催講演会で吉田たかよし先生の「ストレスに負けない脳のマネージメント」というテーマでの講演でした。
クイズ番組でちっとも正解できないダメな医者などと自虐的に自己紹介。
しかし本職は受験生に特化した“受験うつ”治療の第一人者。
役立つ情報をいかに楽しみながら聴いてもらうことがテーマなので一方通行ではなく双方向の講演だということをアピール。
早速聴講者へ質問。
「意欲の中枢を刺激してやる気を高めてくれるポーズとは?」
答:スーパーマンのポーズ。
肩幅より少し広めに足を広げ腰に手を当て胸を張り顎を引く。
2分間この姿勢をとるとテストステロンが分泌され思考力などがアップし、コルチゾールというストレスホルモンが抑えられストレスが緩和される。
姿勢とストレスに密接な関係がある。
抑うつ症状が出た場合は必ず姿勢に表れる。
胸を張って診察室に入ってくる人のうつの可能性は0%。
忘年会や新年会の時に1年前と現在の姿勢の変化を比較してメンタルチェックが可能。
質問の後、目が合うと答えなければならないので聴講者も段々先生と目が合いそうになると目を逸らすようになっていく所がまた笑いを誘う。
うつの初期症状の具体例や一見そうは見えない典型的な症状例。
12月から施行されたストレスチェック制度について。
外国に比べ日本で多い「微笑みうつ」。
本当の笑顔との違い、見分け方は?
口角が下がっている・・・口角は自らの意志で上げられるので該当しない
目が笑っていない・・・瞳(眼球)そのものには表情は無いので該当しない
瞳に関連する瞳孔の話。
緊張とは別に性差で瞳孔の大きくなり方(開き方)が違う。
そもそもなぜ瞳孔が大きくなるか?
もっとよく見たいと思うと採光してより見易くするため。
男性は好きな女性の前で瞳孔が開く、さらにその女性がセクシーな(露出が多ければ多いほど)格好をしているともっと開く。
これに対し女性は基本的には男性の特殊な才能に対し尊敬の念を抱いた時に開く。
それはその才能を持った遺伝子を受け入れたいという本能の表れ。
瞳孔については圧倒的に男性より女性の方がレベルが高いと言える。
日本人と違い瞳孔が開いているかどうかがわかり易い青や緑の瞳のヨーロッパの女性たちは瞳孔を大きくする為に中世においてはベラドンナ(朝鮮朝顔の汁・フランス語で美しい貴婦人という意味)という目薬をパーティーの前に点していた。
答:目尻に皺が寄る、笑い皺ができるという笑い方(デュシェンヌスマイル)が本当に笑っているということ。
たとえ嘘の作り笑顔でも目尻に皺を寄せると後から本当に楽しいという感情が湧き出てくる、また寿命が最大7年延びるという研究結果もある。
ずーっと笑顔でも良くない。
女性は目尻の皺を気にするが朗報がある。
ずーっと笑いっぱなしだと目尻の皺ができるが、感情に合わせて時々デュシェンヌスマイルで皺を寄せた方が本当の意味の皺にならない。
つまり弾力を持たせることでエラスチンという成分が増え弾力性を維持できるから。
コラーゲンで皺ができないというのは大嘘で医学的には肉を食べていることと同じ。
単に目尻の皺を取るならコラーゲンより最近流行っているボトックス(ボツリヌス菌を注射)の方がはるかに効果がある。
しかし目尻に皺を寄せるから心が前向きになるのでお勧めしない。
おでこの皺取りにボトックスは心理的影響は無い。
抑うつ症状を抱えている方への具体的な対応方法。
裁判を起こされないための対処法も。
新型うつとは。
非常に真面目ながら明るく楽しい講師で脱線しながら飽きさせないよう双方向で会場内を歩きやり取りしながらの講演。
懇親会にも時間の許す限りご参加頂きご挨拶の中で新著の宣伝もされるちゃっかりさもあり、なかなかのやり手でした。
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