1957年、静岡県浜松市で生まれる。
慶應義塾大学文学部仏文科卒業。
1990年に、1万年の時を超えた壮大な物語『楽園』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞して、作家デビュー。
1991年刊の『リング』、1995年刊の続編『らせん』(吉川英治文学新人賞)で若い世代を中心に圧倒的な支持を獲得、『ループ』『バースデイ』と続くシリーズもすべてベストセラーとなる。このシリーズは、TV、映画化もされ、大ヒット、世界各地でも翻訳されている。
2003年には、ハリウッド版『リング』も大ヒットし、話題になる。
小説作品は他に、長編に『光射す海』『シーズ・ザ・デイ』『エール』『神々のプロムナード』、短編集に『仄暗い水の底から』『生と死の幻想』『枝の折れた小さな木』など。
一方、無名時代、執筆の傍ら主夫として、家事および二人の娘の育児を体験したことから〈文壇最強の子育てパパ〉としても知られ、「子育て」「父性のあり方」「家族の絆」をテーマとしたエッセイの執筆や講演活動を、積極的に行っている。
この方面の作品には『家族の絆』『パパとママに聞かせたい27の話』『父性の誕生』『鈴木光司と13人の父「父親業は愉快だ!」』などがある。