アメリカカリフォルニア州サンディエゴ在住。全盲のヨットマン。
多感な思春期である13歳の時に、残存視力を少しずつ失い始め、16歳で全盲となる。
当時は自分が視覚障害だという現実を受け止められず、ある日先生から「安全に歩くためにはこの杖を使いなさい」と言われた際も、「俺はめくらなんかじゃない!」と杖を投げ返した。
人の迷惑にしかならない人生だったら、死んだ方が良い。生きる意味などない―。
ついに全盲になった16歳の夏休み、橋から海に飛び込んで自殺しようと、バスに乗って橋に向かった。でも、どうしても死ねなかった。そのあとは少しずつ変わっていった。何故、どうやって変わっていったのか。人とのつながりの中で、自分自身のものの見方がいかに自分の人生を変えていくか、気づき始めました。
現在、日米の小・中学校、会社や病院での社員研修などで、生きることの意味や価値を伝えながら、人々に勇気と希望のメッセージを伝え続ける。
ブラインドセーラーとしても活動し、
2013年にはニュースキャスター辛坊治郎氏と、夢のヨットでの太平洋横断に挑戦。
ハーフマラソンやトライアスロンにも挑戦し続け、何事にもチャレンジする勇気と実行力の価値を、身をもって周りに伝え続けている。