都内ホテルで長年のお客様ご主催の講演会で真田徹(さなだとおる)先生の「真田幸村 虚像と実像」と題しての講演を聴いてきました。
真田先生は真田幸村の二男(大八)の家系(仙台真田家)。
京都に疎開、伊達氏に拾われ奥州に下り何となく今まで家系が保ったという家。
長男は幸昌、ほとんど実績が無かったので10分もあれば話が終わってしまう。
しかしなぜか名前だけが残った。
今年のNHK大河ドラマ「真田丸」。
上田市の町興しでNHKに5~6年前から県を挙げて働き掛けを始め、県知事、各市町、町村長まで引き連れ「是非お願いします」と年に3回ぐらいNHK通い。
当初NHKはけんもほろろだった。
木で鼻をくくったように「その内いつか実現するでしょう」と言われ続けた。
そうこうしている内に急に「決まりました」と連絡が来た。
私自身はあまりやって欲しくなかったが行政は喜んでいて「私の力で」なんてみんなが言っている。
信州真田家は放牧で生計を立てていた。
馬はすぐ現金になったから。
山伏を調べるとほとんどが真田忍者だった。
ルーツである幸隆からの子孫たちの話。
上杉謙信、武田信玄との関わり。
魑魅魍魎、権謀術数の世の中だった戦国時代模様。
大河ドラマのタイトル「真田丸」とは?
大坂冬の陣の時の砦。
「真田丸」に引き付けて敵を叩く作戦。
簡単に説明すると狭い所で待ち構え、敵の大軍が入って来た所で鉄砲隊が一斉攻撃し、退却しようとしても後ろからどんどん来て退けず被害を拡大させる戦法。
徳川方の損害の7割が「真田丸」の戦いによってもたらされたと言われている。
実は真田はこの戦法を長野時代から何度も成功させていた。
大河ドラマの補足説明あり、独自の展開予想もあり。
手紙も古文書にも何も残っていないので証拠は無いが伊達政宗と真田幸村との間にもし幸村が家康の首を取れば天下は取れないが幕閣は押えられるだろうからその暁には厚遇するし、万一失敗しても幸村亡き後子女たちの面倒は看るという密約があったらしい。
おそらく事実だったと思う。
なぜなら正宗は本当に幸村の子女を4人も5人も引き取り仙台へ連れて帰り城まで与え仙台真田家として残しちゃんと面倒を看たから。
手紙に書いてあることは必ずしも事実ではなく、後世に残す為に意図的に書いたものが数多くある。
戦国武将たちの出自が天皇家に繋がるなどの嘘も当たり前だった。
そして嘘をつかれた方も「そうかそうか」みたいなことが往々にしてあった。
などなど。
幸村ファンはもちろん戦国時代や歴史に興味をお持ちの方はかなりマニアックではありますが十分楽しんで頂けると思います。
ヘビースモーカーのちょっとお茶目な先生です。
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