今年5月。長年ご贔屓にしてくださっているお得意様ご主催の、
CoCo壱番屋創業者 宗次德二(むねつぐとくじ)先生のご講演を聞いてきました!
この日もトレードマークの黄色いネクタイを着けていらした宗次先生。なんと1本500円なのだとか!
(前々からお話は存じておりましたが、先生が着けているお姿を実際に見てもちょっと信じられません・・・)
ネクタイの話題に絡めて「そんな馬鹿なことはアルマーニ!」など、ところどころに軽妙なギャグも。
このご講演会の、つい数日前(2019年5月某日)に発表になったニュース。
桐朋学園大学の学長さんから「数ある音楽大学の中で、自前の音楽ホールを持っていないのは自校だけ。夢みたいな話ですが、ホールを作ってもらえないでしょうか?」との相談があった。
実際にどんなところか、建設予定地の見学にも行った。とても素晴らしい土地。
宗次先生は、「努力に努力を重ねている人たちを応援したい。ぜひ協力させて欲しい」と、ホール建設費 約21億円のうち、約8億円を寄付。
※現在、宗次先生はご自身が立ち上げたNPO法人で、愛知県内の学校(部活)に楽器を贈ったり、未来の音楽家のための奨学金制度をつくったり等の活動もされていらっしゃいます!
芸術・文化・スポーツといった分野では、どんなに努力をしても、プロとして食べていけるのはほんの一握りの人たちだけ。
それに比べたら、相応の努力さえすれば、社長業を成功させることなど簡単。
いろんな仕事、大変な業種もあると思うが、自分の会社の業績を右肩上がりにすることくらい、それほど大変なことではない。
宗次先生は25歳で喫茶店を始め、29歳でココイチを立ち上げた。きっかけは、喫茶店の新メニューとして加えたカレーライスにちょっと火がついたことだった。
開店当初から心がけていたことは、心をこめた接客。口コミでだんだんお客様が来てくれるようになった。
ビジネスも、最初は簡単に考えて良い。まずは一歩を踏み出してみる。
そして始めたあとは脇目も振らず、身を捧げるような気持ちでやり続けることが大切。
昨今「働き方改革」と言われるが、経営者にとっての働き方改革は倒れる寸前まで働くこと、と話す宗次先生。
今は年金もあてにならない時代。特別な目標がないのであれば、若く体力のあるうちにとことん働いて将来に備え、人生設計を立てて行動することが必要ではないだろうか。
そして人生設計のお話からの流れで、宗次先生の壮絶な半生を振り返ってのお話に。
天涯孤独の生い立ち、そして想像をはるかに超えた貧しい少年時代・・・。
しかしそれをきっかけに「誰にも頼ることなく、一人で生きていけるようになろう」と固い決意をされたのだそうです。
ご講演のところどころで垣間見ることができる、宗次先生の経営姿勢。
朝から晩まで徹底的に働くこと(長く働けば働いただけ、いろんなアイデアが湧いてくる)。
データよりも、実際の店舗を見て改善点をさがすこと。
毎日の丁寧な掃除を継続することで、ファンになってもらうこと。
そして何よりも、自分で立てた目標に向かって、ひたすら努力を重ねること・・・。
ご講演を聴かれた、弊社お客様でもある経営者の方も「経営者としての熱い信念に心を打たれました!!」とおっしゃっていました。
また、ご講演会後の懇親会へも、なんと最後まで!ご参加くださいました。
ココイチ時代にお付き合いのあった会社の方をはじめ、ご参加者様と懇談いただきました。
私達のことも気にかけて優しく話しかけてくださり、とってもジェントルマンな先生でした!
長年とてもお世話になっている主催者様、そして同業界のお世話になっているお客様にもご挨拶でき、とっても嬉しかったです。
宗次先生、ご主催・参加者の皆様、本当にありがとうございました!
(文・スタッフW)
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